東亜建設工業の年収を見て転職を考えているなら、まず相場を確かめましょう
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【結論】東亜建設工業の年収は、有報の最新(2026年3月期)で1,019万円
最初に結論をお伝えします。東亜建設工業株式会社(証券コード1885・東証プライム上場)の平均年収は、最新の有価証券報告書(2026年3月期)で1,019万円です。平均年齢は44.0歳、従業員数は1,880名でした。前年の2025年3月期は974万円で、1年で45万円上がり、1,000万円の大台に乗りました。
各社の年収サイトでは「913万円」「900万円」といった数字も見られますが、これらは2年前の有報にもとづく古い値です。この記事では、有報と公式採用ページの実額だけを使い、東亜建設工業の年収を正確に整理します。あわせて、同じ海洋土木の五洋建設との違いも解説します。
有報でたどる東亜建設工業の平均年収の推移
有価証券報告書に記載された、東亜建設工業の平均年収の推移は以下のとおりです。直近2年で大きく伸びています。
| 年度(3月期) | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数 |
|---|---|---|---|
| 2020年 | 877万円 | 46.3歳 | 1,486名 |
| 2021年 | 913万円 | 46.4歳 | 1,525名 |
| 2022年 | 936万円 | 45.3歳 | 1,555名 |
| 2023年 | 927万円 | 45.0歳 | 1,595名 |
| 2024年 | 900万円 | 45.0歳 | 1,685名 |
| 2025年 | 974万円 | 44.0歳 | 1,772名 |
| 2026年 | 1,019万円 | 44.0歳 | 1,880名 |
2024年3月期に900万円まで下がったあと、2025年に974万円、2026年に1,019万円へと回復しました。2年で約120万円戻した計算です。従業員数も増え続けており、採用に力を入れながら給与水準を上げられています。
なぜ準大手なのに年収1,000万円を超えるのか
東亜建設工業は、従業員1,880名と準大手の中では規模の小さい会社です。それでも平均年収が1,000万円を超えるのは、事業の中身に理由があります。
東亜建設工業は海洋土木(マリンコントラクター、通称マリコン)の一角で、港湾や空港の工事、浚渫(しゅんせつ=海底を掘る工事)、地盤改良を得意としています。海の工事には専用の作業船と高い技術が必要で、手がけられる会社が限られます。競争が激しくないぶん利益率を確保しやすく、それが給与に反映されます。
つまり東亜建設工業は、少ない人数で専門性の高い工事を担う「少数精鋭型」です。規模の大きさではなく、一人ひとりの生み出す価値の高さが、年収の高さを支えています。
五洋建設との違い|「規模の五洋、年収の東亜」
海洋土木を語るうえで欠かせないのが、同じマリコンの五洋建設です。両社を有報の実額で並べると、はっきりした違いが見えてきます。
| 項目 | 東亜建設工業 | 五洋建設 |
|---|---|---|
| 平均年収(2026年3月期) | 1,019万円 | 935万円 |
| 従業員数 | 1,880名 | 3,439名 |
| 平均年齢 | 44.0歳 | 41.3歳 |
| 立ち位置 | 少数精鋭型 | マリコン最大手 |
五洋建設は従業員3,439名を抱えるマリコン最大手で、洋上風力でも先行しています。一方の東亜建設工業は、従業員数では五洋の半分ほどですが、平均年収では五洋を84万円上回ります。規模で選ぶなら五洋、一人あたりの給与水準で選ぶなら東亜、という構図です。
ただし平均年齢は東亜が44.0歳、五洋が41.3歳と、東亜のほうが2.7歳高い点は割り引いて見る必要があります。年齢が高いほど平均年収も上がりやすいためです。五洋建設の詳しい年収は五洋建設の年収の記事で解説しています。
年収1,019万円の「手取り」はどのくらいか(モデル試算)
有報の平均年収1,019万円は、残業代や賞与を含んだ額面の総支給です。実際の手取りは、ここから税金と社会保険料が引かれます。手取りは扶養や自治体で変わるため目安になりますが、額面1,019万円なら手取りは概ね750万〜770万円台が一つのモデルです(単身・一般的な控除率での試算で、実額ではありません)。
月あたりにならすと手取りで62万円ほどですが、ボーナスの比率が高いため、毎月の給与はこれより控えめになります。額面の平均年収と、毎月の手取りの感覚は分けて考えることが大切です。
東亜建設工業の初任給はいくらか
東亜建設工業の初任給は、大学卒300,000円・大学院卒(修士)320,000円です(公式募集要項・令和7年度=2025年4月入社の実績)。この水準は、スーパーゼネコンと並ぶ標準的な額です。
各社の初任給を横並びで比べたい方は、ゼネコンの初任給ランキングもあわせてご覧ください。なお、東亜建設工業の定額残業手当や現場手当については、公式に金額が公開されていないため、この記事では記載していません。
今の経験で、年収がどこまで上がるかを確かめる
施工管理の経験や保有資格は、会社によって評価のされ方が変わります。ビルドジョブは建設分野に特化しており、スピード対応と最短即日の紹介が特徴です。まずは非公開求人を含めた条件を見て、今の待遇と比べてみてください。
海上・現場勤務と本社(内勤)で年収は違うのか
海洋土木では、海上や港湾の現場に出る社員と、本社で内勤する社員とで、手当の付き方が変わります。現場勤務には出張手当などが付きやすく、同じ等級でも実収入が上がる傾向があります。
一方で、海の現場は勤務地が全国に広がり、長期の出張を伴うこともあります。船の上での作業など、陸のゼネコンでは経験できない仕事に関われる点は、マリコンならではの魅力です。年収の額と働き方はセットで見ることが大切です。
年代別・役職別の年収の目安(口コミ集計・参考値)
有報には年代別や役職別の内訳がないため、ここでは転職口コミサイトの集計による目安を紹介します。いずれも公式の実額ではなく、あくまで参考値としてご覧ください。
年代別では、20代後半で500万〜600万円台、30代で700万円前後、40代で900万円前後という声が見られます。これらの目安は、有報の平均年収1,019万円(2026年3月期)が総支給の平均であることをふまえて見てください。
中途入社の待遇はどうなるか
中途採用で入った場合の年収は、前職の経験や保有資格をもとに個別に決まります。港湾工事や海上工事、地盤改良の経験者は評価されやすい分野です。海洋土木は担い手が限られるため、経験者は好条件で迎えられやすい状況です。
東亜建設工業は洋上風力や防災インフラなど、これから需要が伸びる領域にも関わっています。応募前に、希望する職種の等級と年収レンジを確認しておくと安心です。
準大手ゼネコンの中での位置づけ
東亜建設工業の平均年収1,019万円(2026年3月期)は、準大手ゼネコンの中でも上位の水準です。従業員1,880名という規模でこの水準に達しているのは、海洋土木という専門領域の強さを示しています。
他のゼネコンと年収を比べたい方は、ゼネコンの年収ランキングで企業規模別・年代別の水準を確認できます。東亜建設工業がどの位置にあるのかを、他社と並べて見てみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 東亜建設工業の平均年収はいくらですか。
最新の有価証券報告書(2026年3月期)で1,019万円です。前年の974万円から45万円上がり、1,000万円を超えました。年収サイトの「913万円」などは2年前の古い値です。
Q. 東亜建設工業と五洋建設ではどちらが年収が高いですか。
平均年収は東亜建設工業(1,019万円)が五洋建設(935万円)を上回ります。ただし従業員数は五洋が3,439名、東亜が1,880名と規模が違い、平均年齢も東亜のほうが高い点は考慮が必要です。
Q. なぜ規模が小さいのに年収が高いのですか。
海洋土木という参入障壁の高い専門領域で、少ない人数で高い付加価値の工事を手がけているためです。浚渫や地盤改良には専用の作業船と技術が必要で、担える会社が限られます。
Q. 東亜建設工業の初任給はいくらですか。
大学卒300,000円・大学院卒320,000円です(令和7年度実績・公式募集要項)。各社の初任給の比較はゼネコンの初任給ランキングで確認できます。
まとめ
東亜建設工業の年収は、有報の最新(2026年3月期)で1,019万円です。従業員1,880名という規模ながら1,000万円を超えるのは、海洋土木という専門領域で高い付加価値を生んでいるからです。会社を判断するときは、この確かな実額と、少数精鋭という働き方の特徴で見ることをおすすめします。
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出典
東亜建設工業の平均年収推移・従業員数:IRBANK(東亜建設工業 有価証券報告書ベース・2026年3月期まで)/五洋建設の平均年収・従業員数:IRBANK(五洋建設 有価証券報告書ベース・2026年3月期)/初任給:東亜建設工業 新卒採用募集要項(令和7年度実績)。いずれも2026年7月時点。手取りの金額は単身・一般的な控除率でのモデル試算で、実額ではありません。年代別・役職別の目安は転職口コミサイトの集計による参考値です。定額残業手当・現場手当は公式に公開されていないため記載していません。
