五洋建設の年収を見て転職を考えているなら、まず相場を確かめましょう
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【結論】五洋建設の年収は、有報の最新(2026年3月期)で935万円
最初に結論をお伝えします。五洋建設株式会社(証券コード1893・東証プライム上場)の平均年収は、最新の有価証券報告書(2026年3月期)で935万円です。平均年齢は41.3歳、従業員数は3,439名でした。建設業界全体の平均(約540万円)を大きく上回り、右肩上がりで伸びています。
各社の年収サイトでは「925万円」「889万円」など少し古い数字も見られますが、これらは1〜2年前の有報にもとづくものです。この記事では、有報と公式採用ページの実額だけを使い、五洋建設の年収を正確に整理します。あわせて、五洋建設ならではの「海洋土木」という強みが、なぜ年収の高さにつながるのかまで解説します。
有報でたどる五洋建設の平均年収の推移
有価証券報告書に記載された、五洋建設の平均年収の推移は以下のとおりです。景気に大きく振られることなく、堅調に上がってきました。
| 年度(3月期) | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数 |
|---|---|---|---|
| 2020年 | 876万円 | 42.5歳 | 2,893名 |
| 2021年 | 878万円 | 42.1歳 | 3,046名 |
| 2022年 | 860万円 | 41.9歳 | 3,136名 |
| 2023年 | 884万円 | 41.6歳 | 3,222名 |
| 2024年 | 889万円 | 41.4歳 | 3,274名 |
| 2025年 | 925万円 | 41.5歳 | 3,335名 |
| 2026年 | 935万円 | 41.3歳 | 3,439名 |
従業員数が毎年増えているのに、平均年収も上がり続けています。人を増やしながら給与水準を保てるのは、事業がしっかり利益を出しているサインです。平均年齢が41歳前後と、ゼネコンの中では比較的若い点も特徴です。
なぜ五洋建設の年収は高いのか(海洋土木という強み)
五洋建設の年収が高い背景には、事業の特殊性があります。五洋建設は海洋土木(マリンコントラクター、通称マリコン)の最大手で、港湾や空港、埋め立て、海上での基礎工事など、陸のゼネコンが手がけない領域を持っています。
海の工事には専用の作業船や高い技術が必要で、参入できる会社が限られます。競争が激しくないぶん、利益率を確保しやすく、それが給与の原資につながります。単に規模が大きいから高いのではなく、他社がやらない領域で稼げているのが五洋建設の強みです。
定額残業を含めた実収入はどうなるか
五洋建設の給与を見るうえで大切なのが、定額時間外手当です。公式の募集要項によると、総合職の初任給には、基本給に加えてあらかじめ45時間分の残業代(定額時間外手当)が含まれています。
具体的には、学部卒の初任給は基本給30万円に定額時間外手当105,165円を加えた総支給405,165円、修士卒は基本給32万円に112,050円を加えた総支給432,050円です(いずれも公式募集要項の実額)。DB系の年収サイトは平均年収しか出さず、この内訳までは分解していません。実際に振り込まれる額を知りたい方には、この総支給が重要です。
有報の平均年収935万円も、こうした残業代や賞与を含んだ額面の総支給です。ここから税金と社会保険料を引いた手取りは、額面935万円なら概ね700万〜720万円台が一つのモデルになります(単身・一般的な控除率での試算で、実額ではありません)。
洋上風力の将来性と年収への影響
五洋建設のもう一つの強みが、洋上風力発電です。海の上に風車を建てる工事には、専用の設置船と海洋工事のノウハウが欠かせません。五洋建設は自前の作業船を持ち、この分野で先行しています。
国は洋上風力を再生可能エネルギーの柱と位置づけており、今後の受注拡大が見込まれます。海洋土木という専業の強みが、成長市場でそのまま活きる形です。事業の将来性は、長い目で見た年収の安定にもつながる要素として押さえておきましょう。
もう一社のマリコン・東亜建設工業との違い
海洋土木にはもう一社、東亜建設工業という有力企業があります。有報の実額で並べると、五洋建設は平均年収935万円・従業員3,439名で、規模ではマリコン最大手です。一方の東亜建設工業は平均年収1,019万円・従業員1,880名で、人数は半分ほどながら平均年収は五洋を上回ります。
規模と受注量で選ぶなら五洋建設、一人あたりの給与水準で選ぶなら東亜建設工業、という見方ができます。ただし平均年齢は東亜が44.0歳、五洋が41.3歳と差があるため、その点は割り引いて見てください。詳しくは東亜建設工業の年収の記事で解説しています。
現場(海上・作業所)と本社(内勤)で年収は違うのか
五洋建設では、海上や作業所の現場に出る社員と、本社で内勤する社員とで、手当の付き方が変わります。現場勤務には出張手当などが付きやすく、同じ等級でも実収入が上がる傾向があります。
一方で、海上工事の現場は勤務地が広範囲にわたり、長期の出張を伴うこともあります。年収の額だけでなく、こうした働き方まで含めて比べることが大切です。海洋土木ならではの現場を経験できる点は、五洋建設の魅力でもあります。
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五洋建設の初任給はいくらか
五洋建設の初任給は、総合職で基本給が学部卒30万円・修士卒32万円です。前述のとおり、これに45時間分の定額時間外手当が加わります。初任給の基本給の水準は、スーパーゼネコンと並ぶ標準的な額です。
各社の初任給を横並びで比べたい方は、ゼネコンの初任給ランキングもあわせてご覧ください。定額残業の有無は会社ごとに違うため、総支給で比べることが大切です。
年代別・職種別の年収の目安(口コミ集計・参考値)
有報には年代別や職種別の内訳がないため、ここでは転職口コミサイトの集計による目安を紹介します。いずれも公式の実額ではなく、あくまで参考値としてご覧ください。
年代別では、20代後半で500万〜600万円台、30代で700万円前後、40代で900万円前後という声が見られます。役職別では部長クラスで1,000万円を超える目安も出ています。これらは有報の平均年収935万円(2026年3月期)とも大きくは矛盾しません。
中途入社の待遇はどうなるか
中途採用で入った場合の年収は、前職の経験や保有資格をもとに個別に決まります。海洋土木は専門性が高く、港湾工事や海上工事の経験者は評価されやすい分野です。建設業界全体で人材不足が続いており、有資格者は好条件で迎えられやすい状況です。
五洋建設は海洋土木や洋上風力という成長領域を持つため、専門性を活かしたキャリアを描きやすい会社です。応募前に、希望する職種の等級と年収レンジを確認しておくと安心です。
準大手ゼネコンの中での位置づけ
五洋建設の平均年収935万円(2026年3月期)は、準大手ゼネコンの中で標準的からやや上の水準です。海洋土木という独自の領域で安定して利益を出せる点が、右肩上がりの年収を支えています。
他のゼネコンと年収を比べたい方は、ゼネコンの年収ランキングで企業規模別・年代別の水準を確認できます。五洋建設がどの位置にあるのかを、他社と並べて見てみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 五洋建設の平均年収はいくらですか。
最新の有価証券報告書(2026年3月期)で935万円です。平均年齢は41.3歳で、右肩上がりに伸びています。口コミサイトの「925万円」などは1年前の有報にもとづく数字です。
Q. 五洋建設の初任給はいくらですか。
総合職で基本給が学部卒30万円・修士卒32万円です。これに45時間分の定額時間外手当が加わり、学部卒の総支給は405,165円になります(公式募集要項)。
Q. 五洋建設の年収が高いのはなぜですか。
海洋土木(マリコン)の最大手で、他社が手がけにくい海の工事を担っているためです。参入障壁が高く利益率を確保しやすいことが、年収の高さにつながっています。
まとめ
五洋建設の年収は、有報の最新(2026年3月期)で935万円です。海洋土木という独自の強みと、45時間分の定額残業を含む総支給の高さが特徴です。会社を判断するときは、この確かな実額と、洋上風力を含む事業の将来性で見ることをおすすめします。
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出典
五洋建設の平均年収推移・従業員数:IRBANK(五洋建設 有価証券報告書ベース・2026年3月期まで)/初任給・定額時間外手当:五洋建設 新卒採用募集要項。いずれも2026年7月時点。手取りの金額は単身・一般的な控除率でのモデル試算で、実額ではありません。年代別・職種別の目安は転職口コミサイトの集計による参考値です。

