長谷工コーポレーション(証券コード1808)は、マンション建設を中核に据えた総合不動産デベロッパーとして、国内のマンション供給で確かな地位を築いている会社です。転職や就職を考えるときにいちばん気になるのが、実際にいくらもらえるのかという点ではないでしょうか。
結論からお伝えすると、長谷工コーポレーションの平均年収は1,057万円です。これは2025年3月期の有価証券報告書にもとづく公式の数字で、建設業界のなかでも高い水準にあります。この記事では、最新の有報データをもとに年収の実態と、転職で押さえておきたいポイントを整理します。
出典: 長谷工コーポレーションの平均年収推移(IR BANK・有価証券報告書ベース)
長谷工コーポレーションはどんな会社なのか
長谷工コーポレーションは、マンションの企画から設計、施工、管理、販売までを一貫して手がける点に強みがあります。とくに分譲マンションの施工で長い実績を持ち、グループ全体でマンションにかかわる事業を幅広く展開しています。
有価証券報告書によると、2025年3月期の従業員数は2,556名、平均年齢は40.3歳、平均勤続年数は15.6年です。平均年齢が40歳前後でありながら平均勤続年数が15年を超えており、長く働き続ける社員が多い会社だと読み取れます。
出典: IR BANK 長谷工コーポレーション(1808) 平均年収・平均年齢・勤続年数
平均年収1,057万円の中身を読み解く
長谷工コーポレーションの平均年収は、2025年3月期の有価証券報告書で1,057万円と開示されています。前の期(2024年3月期)の963万円から1年で94万円ほど上がっており、近年は右肩上がりで推移しています。給与の内訳は、毎月の基本給に加えて、年2回の賞与と各種手当で構成されるのが一般的です。
過去5年の平均年収の推移は次のとおりです。いずれも有価証券報告書にもとづく公式の数字です。
| 決算期 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月期 | 923万円 | 41.3歳 | 17.0年 | 2,437名 |
| 2022年3月期 | 910万円 | 41.2歳 | 16.9年 | 2,433名 |
| 2023年3月期 | 941万円 | 41.1歳 | 16.8年 | 2,399名 |
| 2024年3月期 | 963万円 | 40.8歳 | 16.8年 | 2,447名 |
| 2025年3月期 | 1,057万円 | 40.3歳 | 15.6年 | 2,556名 |
出典: 長谷工コーポレーションの平均年収推移(IR BANK・有価証券報告書ベース)
より細かい年代別や役職別の年収分析、賞与や退職金の仕組みについては、長谷工コーポレーションの平均年収を詳しく解説した記事でも取り上げています。あわせて読むと全体像がつかみやすくなります。
職種別の年収はあくまで目安として見る
職種ごとの年収について、ここでは社外の口コミや求人情報をもとにした目安をお示しします。これらは公式に開示された数字ではなく、あくまで推計の幅としてとらえてください。会社全体の平均年収1,057万円が公式の主たる数値であり、個々の職種の値はこの平均から大きく外れることがあります。
一般に、施工管理や建築設計といった技術職は、現場手当や資格手当が加わるぶん、営業職や事務職よりも高めに出る傾向があると言われています。ただし、これらはあくまで目安であり、実際の金額は等級(社内の役職ランク)や担当する現場の規模、個人の評価によって変わります。確かな金額は採用選考のなかで確認することをおすすめします。
役職が上がるとどれくらい変わるのか
役職別の年収も、公式に開示されているわけではなく、口コミや求人情報からの目安です。一般社員から主任、課長、部長へと上がるにつれて、基本給と賞与の両方が増える仕組みが取られているとみられます。管理職になると役職手当が加わるため、年収の伸び幅が大きくなる傾向があります。
こうした役職別の目安は会社ごとに幅があり、出所もまちまちです。断定はできませんので、面接や内定後の条件提示の段階で、自分が想定するポジションの具体的な金額を確かめると確実です。
新卒で入った場合の初任給と数年後の年収
新卒採用の初任給は、各社の採用ページで公表される金額が基準になります。長谷工コーポレーションでも、入社後は経験を積むにつれて基本給が上がり、賞与の比重も増えていきます。最新の初任給は年度によって改定されるため、応募前に公式の採用ページで確認することをおすすめします。
入社からの年数に応じた年収は、口コミなどでは1年目で400万円前後、3年目から5年目にかけて500万円前後へと段階的に上がるという声が見られます。ただし、これらは個人の体感にもとづく目安であり、評価や配属によって差が出ます。会社全体の平均年収である1,057万円は、こうした若手を含めた全社員の平均である点に注意してください。
長谷工コーポレーションで働くメリットと気をつけたい点
メリットとして大きいのは、やはり業界のなかでも高い平均年収と、長く働き続けやすい環境です。平均勤続年数が15年を超えていることからも、腰を据えて働ける会社だと考えられます。資格手当の制度があり、一級建築士などの資格を取得するとそのぶん収入に反映されやすい点も、技術職にとっては魅力です。
一方で気をつけたいのは、建設業という仕事の性質上、現場の繁忙期には業務が集中しやすい点です。残業時間や休日の取りやすさは部署や時期によって差があると言われています。働き方の実態については、口コミだけで判断せず、面接の場で具体的に質問して確かめるとよいでしょう。なお、激務だという断定的な評判については、客観的な裏付けが確認されているわけではありません。
転職を成功させるために押さえたいこと
長谷工コーポレーションへの転職を考えるなら、まずは自分の職種と経験が、同社のどの事業領域で活きるのかを整理することが出発点になります。マンション事業に強みがある会社なので、マンションの設計や施工管理、用地仕入れ、販売などの経験は評価されやすいと考えられます。
選考に進む際は、平均年収1,057万円という全社平均をそのまま自分の提示額と思い込まないことが大切です。実際の金額は経験やポジションで決まりますので、希望年収の根拠を、これまでの実績と結びつけて説明できるように準備しておくと、交渉がスムーズになります。
まとめ:最新の有報数値で判断する
長谷工コーポレーションの平均年収は、2025年3月期の有価証券報告書で1,057万円です。建設業界のなかでも高い水準にあり、平均勤続年数も長いことから、長く働きながら安定した収入を得たい人に向いた会社だと言えます。
職種別や役職別の年収は公式の数字ではなく、あくまで目安です。最終的には、公式の有報データを軸に置きつつ、面接の場で具体的な条件を確かめて判断することをおすすめします。さらに詳しい年収の内訳を知りたい方は、長谷工コーポレーションの平均年収を詳しく解説した記事もあわせてご覧ください。

