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大成建設は「やばい」?施工不良・談合の事実と離職率2.5%を出典で検証

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目次

「大成建設 やばい」の結論|実在する問題と、働きやすさを示すデータの両方を見る

「大成建設 やばい」と検索する方は、施工不良や談合といったニュースを見て不安になったのだと思います。最初に結論をお伝えします。大成建設には、実際に報道・公表された深刻な出来事(2023年の札幌ビルの施工不良、リニア談合の有罪、新国立競技場現場での過労自殺)があります。一方で、平均勤続年数17.0年・離職率2.5%(2024年度)・平均年収1,191万円(2026年3月期)といった、働きやすさや待遇の高さを示す客観的なデータもあります。

この記事では、煽らず、ネット上の噂と公的に確認できる事実を分けて検証します。ネガティブな出来事は必ず報道・公的発表の出典を添え、裏づけの取れない噂は「確認できない」と正直にお伝えします。年収の詳細は大成建設の年収をまとめた記事、就職難易度・選考対策は大成建設の就職難易度をまとめた記事で扱っています。

大成建設が「やばい」と言われる理由を、出典つきで検証する

まず、実際に報道・公表された出来事を、事実として確認します。ここで挙げるのは噂ではなく、会社の発表・公正取引委員会・報道で裏づけの取れるものだけです。

① 札幌ビルの施工不良と虚偽報告(2023年・特別損失約240億円)

大成建設は2023年4月、札幌市で建設中だった複合ビル(仮称・札幌北1西5計画)で施工不良が見つかったと発表しました。鉄骨の精度やスラブ厚に基準を超える不良があり、柱の傾きは限界許容差を最大21ミリ超過していました。さらに、鉄骨の測定値を改ざんして発注者に報告していたことも公表されています。会社はビルを解体してやり直す判断をし、特別損失は約240億円に達しました。竣工予定は当初の2024年2月から2026年6月へ延び、社長らは報酬の一部を返上しています。

これは大成建設自身が公表した重大な品質・コンプライアンスの問題です。「やばい」と言われる最大の要因はこの事案だといえます。

※出典:大成建設の施工不良・虚偽報告(東洋経済オンライン)

なお、ネット上では「横浜のマンションの杭打ちデータ改ざん」を大成建設の事案として書く記事が見られますが、2015年に発覚した横浜市のマンション傾斜(杭工事データ流用)は別の会社による事案で、大成建設の問題ではありません。混同にご注意ください。

② リニア中央新幹線をめぐる談合(有罪が確定)

リニア中央新幹線の駅新設工事をめぐり、大成建設はスーパーゼネコン4社の一角として受注調整(談合)に関与したとされ、独占禁止法違反に問われました。公正取引委員会は2020年12月に排除措置命令などを出し、東京地裁は2021年3月に大成建設へ罰金2億5,000万円の有罪判決を言い渡しました。2023年3月の控訴審でも一審が支持され、有罪が確定しています。

※出典:リニア談合をめぐる公正取引委員会の命令(公正取引委員会)

③ 新国立競技場の建設現場での過労自殺(2017年・労災認定)

2017年、新国立競技場の建設現場で現場監督として働いていた男性(当時23歳)が亡くなり、労災に認定されました。男性は大成建設が加わる共同企業体(JV)の一次下請け会社の新入社員で、失踪直前の1か月の残業は211時間を超えていたと報じられています。建設現場の長時間労働の深刻さを示す出来事として、大きく報道されました。

※出典:新国立競技場の過労自殺・労災認定(日本経済新聞)

④ 長時間労働・激務は業界に共通する特性

上記の過労自殺に象徴されるように、建設業はもともと長時間労働になりやすい業界です。とくに施工管理(現場の進行・品質・安全を管理する仕事)は工期に追われやすい職種です。ただし2024年4月からは建設業にも時間外労働の上限規制が適用され、業界全体で働き方の見直しが進んでいます。大成建設の直近の平均残業時間は月30.3時間(2024年度)で、「月80時間が当たり前」といった水準ではありません。もちろん部署や現場、繁忙期による差は残ります。

※出典:残業時間・離職率などの実績(大成建設 ESGデータ)

データで見る大成建設の実態(客観指標で中和する)

ネガティブな出来事だけを見ると不安になりますが、働きやすさや待遇を示す客観的なデータも押さえておく必要があります。次の数値は有価証券報告書と会社の公式データです。

平均年収(単体) 1,191万円(2026年3月期・有報)
平均年齢 42.3歳
平均勤続年数 17.0年
離職率 2.5%(2024年度)
平均残業時間 月30.3時間(2024年度)
従業員数(単体) 9,518人(前年から増加)

※出典:平均年収は有価証券報告書、離職率・残業は大成建設ESGデータ

平均勤続年数17.0年・離職率2.5%は、社員が長く定着していることを示す指標です。本当に「ブラック」な職場では、これほど長い勤続年数や低い離職率は維持しにくいと考えられます。平均年収1,191万円は、給与所得者全体の平均(約460万円)の2倍を超える水準です。深刻な出来事があった一方で、待遇と定着の面では高い数値を保っている、というのが実態に近い見方です。

※出典:給与所得者全体の平均は国税庁 民間給与実態統計調査

スーパーゼネコン5社の年収比較(2026年3月期)

待遇の位置づけを見るために、同じスーパーゼネコンと横に並べます。各社の有価証券報告書(2026年3月期)の平均年間給与です。竹中工務店は非上場で開示がないため数値を載せていません。

会社 平均年収(2026年3月期) 平均勤続年数
鹿島建設(1812) 1,245万円 15.7年
大林組(1802) 1,239万円 15.9年
大成建設(1801) 1,191万円 17.0年
清水建設(1803) 1,043万円 16.1年
竹中工務店 非上場のため有価証券報告書の開示なし

※出典:各社 有価証券報告書(平均年間給与・2026年3月期・IRBANK集計)

大成建設の1,191万円は上場4社のなかで3番目です。鹿島建設・大林組にはやや見劣りしますが、清水建設は上回り、平均勤続年数は17.0年と4社のなかで最も長いのが特徴です。各社の年収の詳細は大成建設の年収をまとめた記事清水建設の年収をまとめた記事もご覧ください。

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結局、大成建設の「弱み」は何か

「大成建設 弱み」と調べる方も多いので、ここまでの事実から弱みを客観的に整理します。過度に叩くのではなく、判断材料として押さえておきましょう。

第一に、品質・コンプライアンス面での信頼低下です。2023年の札幌ビルの施工不良と虚偽報告は約240億円の損失を生み、スーパーゼネコンの序列にも影響したと報じられました。第二に、年収の相対的な位置づけです。1,191万円は高水準ですが、スーパーゼネコン上場4社のなかでは3番目で、鹿島・大林には及びません。第三に、建設業に共通する長時間労働と全国・海外転勤の負担です。これらは大成建設に固有というより業界全体の課題ですが、働き方を左右する要素です。

一方で、これらは致命的な弱みとは言い切れません。離職率2.5%・平均勤続年数17.0年という定着の良さや、上限規制以降の残業改善は、弱みを補う材料です。

「やばい」の噂のうち、事実確認できないもの

最後に、ネット上でよく見かけるものの、公的に裏づけが取れない言説を、正直に切り分けておきます。

「離職率が高い」という指摘は、公式データと食い違います。会社の実績では離職率は2.5%(2024年度)で、業界的にはむしろ低い水準です。「残業代の未払い」「新規採用の抑制で人手不足」といった主張も、公的に確認できる根拠は見当たりません。実際には従業員数は前年から増えています。「月の休日が4日」「サービス残業100時間」といった具体的な数字は、匿名の口コミに基づくもので、会社全体の平均を示すものではありません。本記事では、こうした裏づけの取れない数字は事実として扱いません。

大成建設が向いている人・慎重に考えたい人

ここまでの事実をふまえると、大成建設は「大規模プロジェクトに携わりたい」「高い専門性を長く積み上げたい」「待遇と安定を重視する」人に向いています。一方で、転勤を避けたい人や、繁忙期の長時間労働に強い不安がある人は、応募前に配属や働き方の実態を確認しておくと安心です。施工不良のような問題を経て、会社が品質管理や働き方をどう立て直しているかを、面接の場で率直に質問してみるのもよいでしょう。

よくある質問(FAQ)

大成建設は本当に「やばい」のですか?

2023年の札幌ビルの施工不良・虚偽報告、リニア談合の有罪確定、新国立競技場現場での過労自殺など、実際に報道・公表された深刻な出来事があります。一方で離職率2.5%(2024年度)・平均勤続年数17.0年・平均年収1,191万円と、働きやすさや待遇を示すデータもあります。事実と噂を分けて判断することが大切です。

大成建設の「弱み」は何ですか?

品質・コンプライアンス面の信頼低下(2023年の札幌ビル施工不良で約240億円の損失)、スーパーゼネコン上場4社のなかで年収が3番目という相対的な位置づけ、建設業に共通する長時間労働と転勤の負担です。ただし離職率2.5%・勤続17.0年と定着はよく、致命的な弱みとは言い切れません。

大成建設の離職率は高いですか?

いいえ。会社の実績では離職率は2.5%(2024年度)で、業界的にはむしろ低い水準です。平均勤続年数も17.0年と長く、社員が長く定着していることを示しています。「離職率が高い」という指摘は公式データと食い違います。

大成建設の残業は多いですか?

直近の平均残業時間は月30.3時間(2024年度)です。2024年4月からは建設業にも時間外労働の上限規制が適用されています。ただし施工管理など職種や繁忙期による差は残ります。過去には新国立競技場の現場で過労自殺(2017年・労災認定)も起きています。

大成建設の施工不良とは何ですか?

2023年に札幌市で建設中の複合ビルで、鉄骨精度やスラブ厚の不良と、測定値を改ざんした虚偽報告が発覚した事案です。ビルは解体してやり直しとなり、特別損失は約240億円、竣工は約2年4か月延期されました。ネット上で見る『横浜のマンション杭打ち』は別会社の事案で、大成建設の問題ではありません。

大成建設の平均年収はいくらですか?

2026年3月期の有価証券報告書で1,191万円です。スーパーゼネコン上場4社のなかでは3番目で、鹿島建設・大林組に次ぎ、清水建設を上回ります。詳しくは大成建設の年収をまとめた記事をご覧ください。

大成建設への転職・就職はやめたほうがいいですか?

一概にそうとは言えません。深刻な出来事がある一方で、待遇の高さと定着の良さを示すデータもあります。大規模プロジェクトや専門性を重視する人には向いています。転勤や繁忙期の負担が気になる人は、面接で実態を確認して判断するとよいでしょう。

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まとめ|噂ではなく事実とデータで判断する

大成建設には、札幌ビルの施工不良やリニア談合、新国立競技場の過労自殺という、実際に報道・公表された深刻な出来事があります。これらは「やばい」と言われても仕方のない事実です。一方で、離職率2.5%・平均勤続年数17.0年・平均年収1,191万円という、働きやすさと待遇の高さを示す客観的なデータもあります。大切なのは、無出典の噂に振り回されず、公表された事実と一次データの両方を見て判断することです。年収の詳しい内訳は大成建設の年収をまとめた記事、就職難易度や選考対策は大成建設の就職難易度をまとめた記事もあわせてご覧ください。

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