住宅の品質安定化・・・私たち、そして私たちの家族は、家で食事をし、語らい、お風呂に入って寝るという日常生活をすることになります。自分の住んでいる家の品質が悪かったとしたら、あなたやあなたのご家族の命にもかかわるかもしれません。
住宅の品質安定化は、命を守る上で一番大切なことといっても過言ではないですね。
私たちアトリエプラスは、工務店です。
今回は工務店の品質安定の現状とアトリエプラスの品質安定に関する取り組みについてお話しさせて頂きます。
工務店の創る家の品質安定の現状
品質安定といえばハウスメーカー
ハウスメーカーは、全国展開している会社が多いため、全国規模で問題の情報を共有しフィードバックするため品質向上につながります。しかしながらオーダー型注文住宅を選ぶ方にとっては自由度が少ないというデメリットもあります。
それに比べ工務店は設計と施工を両方行う会社が殆どで、自由度も品質もある程度両方兼ね備えているというメリットがあります。
しかし前回もご紹介しました通り、工務店は品質の安定化と自由度という意味では、工務店ごとに差があるのが現状です。
少人数の小さな工務店と、50人以上規模の工務店では、仕事のやり方もその工務店でできることも全く変わってきます。
少数精鋭ならば、自由度は上がりますが、1年で建てる家の数はどうしても少なくなります。
となると問題に対する情報も少なくなり、品質の安定は難しくなります。
50人以上の規模の工務店ですと、1年に建てる家の数も多くなることから品質の安定につながりやすいと言えます。しかしハウスメーカー同様、自由度が少なくなる工務店も多くなります。
簡単にご紹介しましたが、工務店と一言で言っても様々なタイプがあり、品質の安定もそれぞれというのが現状です。
アトリエプラスの品質安定化への取り組みとは?
では、私たちアトリエプラスについてお話ししていきたいと思います。
アトリエプラスは、どちらかといえば設計事務所に近い自由度の高い家づくりを行っています。
これはお客様に寄り添い、設計、施工をしていきたいからです。
前回もお話ししましたが、自由度の高い家と品質安定は中々難しく建築業界でも永遠のテーマとなっているのです。
となると、「アトリエプラスでは、品質安定はできないの?」と思われるかもしれません。
ですが、安心安全で長く住むことができる家づくりをしたいという思いも大切にしている私たちは、自由度の高い家づくりでも安心して施工をお任せいただくために、品質安定化に向けて、ある取り組みをしています。
その取り組みとは「標準おさまり」を設定すること
ちょっと耳慣れない言葉ですよね。
ここでいう「おさまり」とは建築でよく使われる用語で、部材と部材などを組み合わせるときに、細部をどうやって接合したり組み立てるかということです。
この「おさまり」を失敗すると、外部から雨が入ってきてしまったり、扉の建付けが悪いという問題につながってしまうこともあるのです。
アトリエプラスでは、そのような細部の「おさまり」を一つ一つ記録しています。
そしてその膨大な記録をもとに「この部分とこの部分はこのようにする」というような施工上のルールを定めているのです。
これを「標準おさまり図」と呼んでいます。
標準のおさまりをルール化することによって、自由度が高い設計でも品質の安定につながるというわけです。
こうなると気になるのが「標準おさまり図」の中身ですよね。
実は、この「標準おさまり図」、ショールームでお客様にもご覧いただけるようになっています。
原本は膨大な図面とデータとなるので、すべてはショールームにはございませんが、一部を印刷しておりご覧いただけます。
気になる方は是非、お声がけください。
この「標準おさまり」というもの、ご覧いただいても中々理解するのは難しいかもしれませんが、
~木・百年の想い~をテーマに「丈夫で永く住める家」親から子へそして孫へ受け継がれて ゆく住まいを造りつづけることがアトリエプラスの想いでもあり使命だと考えている私たちが、品質向上のためにこういった取り組みの元、家づくりをしているということをあなたに知っておいて頂きたいのです。