自然の恵みを活用して、心地よい室内空間をデザインしより効果を高めエネルギー消費を抑えます。
パッシブデザインとは、太陽や自然の風を利用し暮らしやすい環境をつくる建築手法です。
アトリエプラスではエアコンや換気システムといった設備を利用しますが、パッシブデザインを取り入れることにより、より効果を高めたりエネルギー消費を抑えることができます。
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夏:日射遮蔽で涼しく
夏の直射日光は庇(ひさし)と外付けブラインドで遮ります。
外付けブラインドは家の位置情報を取得し太陽高度に合わせて角度を変えるので効率的な日射遮蔽が可能です。
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冬:日射取得で暖かく
冬の暖かい日差しは家の中に取り入れます。つまり何月頃から日差しを入れたいかで庇の長さが変わるのです。
なるべく部屋の奥まで直射日光が入るのが望ましいので、窓の高さを高くしたり、吹き抜けをつくるのが設計のポイントです。
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気圧調整式第一種全熱交換気システム エクリア(AIR CREAR)
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虫・花粉・ウィルスを通さない吸気
エクリア(AIR CREAR)は、大きな虫やゴミを遠心力で弾き飛ばす「サイクロン式給気フード」と、花粉や黄砂、PM2.5などの微細な汚れを約99%除去する「給気清浄フィルター」、家全体を「正圧」にするという3種ブロックで、有害物質の住宅への侵入を防ぎます。
気圧の変動で健康が損なわれる気圧病。特に昨今は異常気象による低気圧が原因で頭痛や血圧障害が発生しているといいます。これらは室内の気圧も影響しており、気圧調整式第一種全熱交換機システムによって「正圧」という室内の空気の圧力が室外より高い状態を保つこと(室内を空気いっぱいにすること)で和らげることができます。
日本には四季があり外気の温度・湿度が変化しますが、PanasonicのIAQ(インドア・エア・クオリティ)制御により、家じゅうの給気・排気量と熱交換気、普通交換という湿度調整を自動で行います。
それにより1年中一定の室温に保て、快適な空間をもたらします。
※横スクロールで全ての季節がご覧いただけます。
春 |
夏 |
秋 |
冬 |
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花粉や粉じん(PM2.5)などの親友を防ぎながら換気します。 | 室内の涼しさに近づけて換気するので、冷房コストを抑えます。 | 寒暖差の激しい秋も、普通換気と熱交換換気を自動で切り換えます。 | 室内の暖かさに近づけて換気するので、暖房コストを抑えます。 | |
熱交換気 |
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普通換気 |
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湿度 |
湿度■・・・外気 □・・・室内 +・・・基礎内部
射角80度の熱い日差しを軒の出が建物に照射させません。(パッシブ設計)
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天井に沿って吹き出す大風量の冷気が吹き抜けから真下に下りて1階を冷やした後エアコン下部の吸い込み機能で空気を循環させ外に排出します。エアコン本体と換気本体の2重換気です。
加湿ユニット
(ダイキンうるさらX)
屋外から新鮮な空気と湿気を取り込み運転しながら室内の空気の入れ換えが出来ます。涼感吸気
通常足下に滞留する冷気を床下から0.5m/s吸気風が天井まで循環させます。まるで水まくら
冷たい水まくらが基礎中に敷き詰められた涼感を実現。エアコンの冷気を室内吸込RAで熱交換して全室に涼感を循環します。夏の直射日光を軒や庇が遮り、加湿式エアコンがサーキュレーション気流によって涼しさを家じゅうに届けます。まるで基礎の中に冷たい水まくらを敷き詰めたかのような涼しさを体感できます。
冬至(12月22日頃)
射角30度の低い陽射しを建物の奥まで照射します。(パッシブ設計)
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シーリングファン
空気密度の軽い上昇する暖気をシーリングファンが1階に下降させます。ダクトレス工法
基礎内に充満された暖気をダクトレス工法でこの風道(AS)から2階床下へ送ります。うるおい加湿
(ダイキンうるさらX)
真冬の外気から加湿ユニットが水分を取り込み無給水で加湿暖房します。まるで床暖
垂直気流の暖気を排気口が吸い込み、直接エクリア本体に送ることにより、1階・2階の床下から暖め足下から快適暖房を行います。給気清浄フィルター
ウィルス・細菌粒子径0.5μmまで除去できる給気清浄フィルターユニット。サイクロンフード
エクリア本体の給気が独自の気流を発生させ、虫や花粉・黄砂・PM2.5などの有害物質を99%除去します。暖かな日差しを家の奥まで取得。暖房時の暖気は、通常だと上昇して天井にこもりますが、垂直気流で真下に降下させ、RA(室内吸込み口)から換気ユニットで熱交換されて足元から暖めて省エネな「まるで床暖 🄬」を実現しています。また、この際のエアコンの暖気は、外気中の水分を取り込み加湿されているので、冬場の乾燥を抑えてくれます。
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